【語学】TOCFL (華語文能力測驗) のBand B (B1:進階級) に合格!学習期間や学習方法



你好(‘ω’)

中国語の勉強に取り組み始めて「そろそろ自分の中国語のレベルを客観的に測ってみよう」ということで台湾の中国語の検定試験に挑戦してみました(‘ω’)!

そして…その中で大体中級レベル程度にあたる「Band B (B1): 進階級」に合格しました!めっちゃ嬉しい(‘ω’)

TKO
そもそも「TOCFL (Test of Chinese as a Foreign Language) :華語文能力測驗」って何?
TOCFLとは?

TOCFL (Test of Chinese as a Foreign Language) :華語文能力測驗

台湾政府教育部が認定する唯一の中国語 (繁字体) 検定試験(公式サイトでの説明)

参考:台湾華語(中国語)能力検定試験 – TOCFL 華語文能力測験(中国語,繁体字,簡体字)公式サイト

このTOCFLは中国語を勉強している人の間では知られてはいるのですが、マイナーな試験の部類にあたり(HSKや中国語検定のほうがよく知られているのかも)僕自身も中国語に興味を持つまで知りませんでした(‘ω’)

各Bandごとに受検をし、スコアによってその中で級が振り分けられます。そして、規定のボーダーに届かなかった場合には不合格となります。また、リスニング(聽力)とリーディング(閱讀)どちらもボーダーを越えないといけないため、オーバーオールで合格ラインに到達する必要があります。

この試験は繁字体(繁體字)で行われるもので、簡体字(簡體字)があまり得意でない僕にとってはどちらかといえばとっつきやすいもの & 台湾政府教育部公式の語学検定試験ということもあり「受けるならこれかな?」という感じでした!

今回無事試験に合格したわけですが、受検レポート & 感想ということで色々まとめてみました(‘ω’)!僕と同じように中国語を勉強している人の参考になれば幸いです!

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目次

受検時点でのレベル

僕がTOCFLを受けた時点での中国語のレベルは下記のような感じ。

  • 簡単な日常会話での聞き取りならまぁまぁ大丈夫(店での注文など)
  • 中国語を読めばなんとなく意味は分かる
  • 会話は単語で返答する程度でスラスラと言葉は出てこない

「実際に試験をどのレベル受けようかな?」と悩んだのですが、公式サイトでざっくりと問題例を見てみると、初級にあたり「Band A (A1): 入門級」「Band A (A2): 基礎級」だと少し物足りない感じがしたので、もうちょっと頑張れば合格できるかも?レベルを目指して「Band B: 進階高階級」をチョイス!

「一応中国語教室に通いだして、半年以上経っているし…。」と思い、ある程度聞き取れて・読めるくらいのレベルはあるだろう!ということで中級レベルへ挑戦することに決めました。

試験の結果と感想

さて、実際の試験の結果はというと…。

TKO
リスニング(聽力)51/80 & リーディング(閱讀)61/80 = Band B (B1): 進階級(Level 3)に合格!わーい(‘ω’)

ということで、Band B (B1) 進階級のほうにはかすって合格することが出来ました(‘ω’)めちゃめちゃ嬉しいのです(‘ω’)

試験の感じがどんな感じだったのかを体感レポートは下記のような感じ。

試験当日のスケジュール

試験会場や受検級によって変わるかもしれませんが、このような感じでしたよ!

  • 会場受付:12:50–13:20
  • 試験時間:13:30–15:30 ※試験開始後の入室は不可
  • 持ちもの:受験票/身分証明書(顔写真・住所が確認できるもの)/筆記用具/時計(スマホなどはNG)

ちなみ試験問題の持ち帰りは不可です。

受検人数がかなり少ないこともあり、こんなところでやるのか!と正直びっくりしました。雑居ビルの一角…。でした(‘ω’)

リスニング(聽力)

正直なところ、僕はリスニングに関しては試験中既に「あ…やっべ。早いし聞き取れないし意味わかんない。」ってなってました。いや、ほんっとに。こんな量と速さ慣れてない!

言い訳になってしまうのですが、日本の会場で受験した時のリスニングの音源はCDプレーヤーのようなもので、しかも僕の席はビックリの最後方。全く聞こえないというわけではないのですが、とにかく音がもごもご。インターネットで他の受検者の方のレポートで「CDプレーヤーなかなかきついよ」と噂で知ってはいたのですが、まさにその通りでした。

TKO
やべ!全然ハッキリと聞こえない…。

「あれ…Band Bの聞き取りってこんなに難しんかい!」って思って、ぎゃーって感じ。ただ、一生懸命耳を澄まして拾える単語は拾えるように必死でした…。完全に油断してました。リスニングの対策は怠っていました、これは大反省。

とはいえ、51/80点取れていたことに驚き。正直進階級も難しいかもなーと思ってガックリしていたので、試験結果を見た時にはビックリしました。まぐれに近いと思っています。

もしBand Bを確実にパスしたい人は、しっかりと過去問や問題傾向に慣れるようにしておくことや、聞き取り対策はむしろリーディングより重点的にしておいても良いかもと思います。聴覚的に鍛えるためにはとにかく音に慣れることですね。音楽プレーヤーにテキストの会話文・長文なんでもいいのでデータを入れて通勤・通学あるいは家にいる時にいつでも聴けるような環境作りは絶対したほうがいいです!

僕は中国語教室で先生たちが話す程度くらいしか聞いていなかったので、短文の聞き取りだったり中~長文の聞き取りみたいなものに関しては慣れていなかったため苦労しました(‘ω’)

リーディング(閱讀)

リーディングに関しては実は過去問を2つほどやってみると、ある程度点数が取れてたこともあり「やっぱり日本語を使う人にとってある程度漢字が出来るのは有利だな」と思いました。むしろB2: 高階級レベルに届いちゃうかも!なんて淡い期待も。

そんなこともあって、僕は過去問2つ解いて満足してあとはぶっつけ本番。ただ、試験時間を測ってやるような対策をせずゆっくり時間をかけて解いていたことしかしなかったためか、実際の試験中はかなり焦りました…。

TKO
あれ。時間あんまりないかも。

リーディングは意外といい点数行けるかも!と思っていたのに実際にそんなことはなく、選択肢で迷うような場面も多々あったことから「思ったよりは意外と取れなさそうだな」と試験中に既に思っていました。ただ、全くちんぷんかんぷんだったというようなことはなかったので、リスニングよりは全然手応えを感じました(‘ω’)

Band Bだと読解の部分で満点あるいはそれに近い点数を取る人も結構多いみたいですよ。なので僕も胸を張って言えるような点数ではないのが事実。甘かったです!

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申込から結果が出るまでのスケジュール

公式ページでも大よそのスケジュール感の記載もありますが、僕の場合は下記のような感じでしたよ!

  1. 2019年1月中旬 – TOCFLの申込(クレジットカード支払いOK)
  2. 2019年2月下旬 – 受験票が届く(試験の10日前)
  3. 2019年3月3日(土) – 試験本番
  4. 2019年4月5日(金) – 試験結果が届く(試験の約1ヶ月後)

スケジュールについては毎回一定というわけではなく、台湾の休日などによって前後することもあるみたいです。試験受けてから1ヶ月後くらいにポストに結果が投函されていたので(しかもレターパック)「なんだこれ」って最初は思いましたが、キラキラの合格証書が入っていました(‘ω’)

学習期間と方法

恥ずかしながら、胸張って「これが実践した方法だっ!」というようなものではありません。ただ、僕自身にとって学習意欲の軸でもある「楽しむこと」だけは忘れないようにしました。

ちょうど2018年6月に中国語教室に通いだして、試験を受けたのが2019年3月。学習期間としては約9~10ヶ月程度になります!ペース的には大体週4~5回ほどの通学をしていましたが、途中仕事が忙しくなったりした時にはペースが落ちることもありました。

あとは台湾旅行を数回取り入れて、一応現地で実践?みたいなこともしてみました。教室通いだして3ヶ月経った頃はまだ大きな成長は感じなかったのですが、半年たった頃に「あれ?なんか聞き取りできた…」という場面が一気に増えて伸びを体感しました。

学習方法は、TOCFLのための対策は一切していません!過去問を2回(リーディングのみ)やって、リスニングについては本番で初めて問題形式などを知る感じに…。

教室に通う➡授業を受ける➡好きな表現だけを覚える➡旅行で使ってみる➡知りたい単語があれば調べる➡ネイティブの友達と文章でのチャットを楽しむ

これが僕の学習方法です。TOCFLのための勉強というより、中国語学習を自分自身の好きなスタイルで楽しむスタンスでした。

ただ、この楽しむ方法では心理的負担(プレッシャーなどもない)は全くないのですが、やはり使う頻度が少ない単語や表現や遭遇したことのないものがあると「あれ。これなんだっけ」となり、分かっていないことが多いです。本来であれば接続詞だったり、文法ルールなどもテキストなどを使用して学んでいれば、当然より理解が深めることができ、TOCFLの結果に表れるんじゃないかなと思っています。

TKO
確実に合格を目指したい人は、やはりテキスト・参考書をしっかりと読み込んだほうがいいと思います!
テキストの例

  • 實用視聽華語シリーズ
  • 當代中文課程シリーズ

これらのテキストは台湾の書店などでもよく見ますし、TOCFLの勉強にはもってこいだと思います。當代中文課程のレベル1のものだけ持っていました(基礎中の基礎)が、改めてもっと上のレベルのやつを買ってやっとけばよかったなと思いました。

検定に受かることが目的ではないとはいえ、やっぱりもう少しこういうテキストや参考書を使った学習も取り入れるべきかな?と思います。僕自身も発展した学習方法をもう少ししたら確立していこうとぼんやりと考えていますが、あくまで趣味の範囲として置いておきたい気持ちもあります。しかしやはり「もう少し上手になりたい」「わかるようになりたい」という気持ちがあるわけです(‘ω’)!

ゴリゴリ勉強するわけじゃないけど、表現の幅を広げたりするにはより込み入ったことが必要。やらないよりはやるほうがいいですよね(‘ω’)

TKO
試験の前日に台湾人と中国人の友達と一緒にコーヒー飲みながら勉強風のことをかましてみましたが、結局日本語で会話して終わったという。
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まとめ

今回はB1:進階級に合格することが出来ましたが、かといって「会話はペラペラに出来るの?」「日常会話は全然大丈夫?」と言われるとそういうわけではありません、基本的に分からないことのほうが多いです分かったことに小さな喜びを感じ、大げさに嬉しいー!と心の中で叫んでいるようなレベルです。

ゆるゆるの学習で僕もパスしましたから、しっかりと取り組めば決して難しいものではないと思います。が、なめてかかると(特にリスニング)は結構ビビる感じではありますが…。

僕自身、TOCFLのB1:進階級にパスしたことは正直とても大きかったです。そして何より嬉しかったです。初級レベルから一歩駒を進められたこと、客観的に中級レベルとして(一応)認められる証明が出来たこと、そして更なるモチベーションアップにつながったことが本当に良かった。

資格目的が学習のすべてではありませんが、自分のレベルを知る上でこうした検定試験にチャレンジすることは非常にオススメします。「ゼロからゼロじゃないレベルへ」持っていく、一朝一夕で出来るものではないですがコツコツと積み上げるとあとはやった分だけ(量的にも質的にも)結果がついてくるものだと思っています。

そんなこんなでこの記事を更新している2019年5月1日現在、僕は台湾で中国語の練習を兼ねて休暇を楽しんでいます!中国語を発する・耳にする機会が圧倒的に多いので、台湾旅行は中国語学習に効果的です(‘ω’)通じた時はやっぱり嬉しいです!TOCFLの試験直前に台湾や中国に遊びに行ってみるのもいいかも(‘ω’)?

TKO
平成ありがとう!そして新元号・令和ようこそ!令和元年も中国語の勉強頑張ります!