こんにちワンツー(‘ω’)!久々に沖縄のネタということで…
沖縄県民はもちろん、県外の人にも割と有名なものだと思うですが、よく話題に上がる「模合(もあい)」について。
「模合って何?」とざっくりとまとめると…
「模合」としてグループで行われるもので、相互扶助(?)や親睦を目的として集まり(大概は飲み会のパターンが多いですが)毎回メンバーが順繰りで一定金額を出しあっていく・受け取るというシステム。受け取るタイミングが順番ずつ回ってくるので、模合が開催されるときにはその集めたお金を受け取る人と支払う人がいる。
地元の同級生・友人、職場の同僚、自営業の仲間、飲み仲間など…模合がどういうメンバーで構成されるかはそれぞれの模合により色々な形があると思いますが、横の繋がりが割と濃い沖縄ならではのユニークなものです。何よりお金が絡むわけですから信頼関係があるということが大前提になるわけです!
- 地元の幼馴染たちで構成
- メンバー5名(順番:比嘉➡金城➡新垣➡平良➡島袋)
- とき:毎月第3土曜日 19:00
- ところ:いつもの居酒屋
- 模合の口数:10,000円/月
このようなパターンだったりが多い気がします!
- 第3土曜日が来た!いつもの居酒屋でいつもの時間でいつものメンバーで。
- 今月のお金をメンバーが出し合う、1人10,000円ね~
- 今月は比嘉が受け取る番なので比嘉さんテンションあがる
- 飲んで解散!
- また第3土曜日が来た!いつもの居酒屋でいつもの時間でいつものメンバーで。
- 今月のお金をメンバーが出し合う、1人10,000円ね~
- 今月は金城が受け取る番なので金城さんテンションあがる(金欠だったから助かった…)
- 飲んで解散!
- またまた第3土曜日が来た!いつもの居酒屋でいつもの時間でいつものメンバーで。
- 今月のお金をメンバーが出し合う、1人10,000円ね~
- 今月は新垣が受け取る番なので新垣さんテンションあがる(これでやっと釣り具買える…)
- 飲んで解散!
- 上記のような流れを繰り返して、平良、島袋に順番が回ってまた比嘉に戻って…
このような感じです。途中でメンバーが増えたり減ったりということも十分ありえますよね(‘ω’)
個人でビジネスをしている自営業の人同士などで、金額のケタが違う模合というのも存在しているようで…僕自身模合を5つ掛け持ちしているというツワモノに遭遇したこともあります(‘ω’)!なんとまあ…「どこの模合入っている?」なんて会話が聞こえることも。
ここまで模合のことを書いてきましたが、実は僕自身は模合をやっていません。理由は単純に「やらなくてもいいかな」というものです。やること自体を否定している、というわけではなく模合は強制されてやるものではなくて「お互いに納得して模合をやりたい人たちでやるもの」だと思っています。
なので、模合のシステムに納得していない人が入ることはグループにとっても良いことではないと思います。
そんな模合について個人的に思うことをまとめてみました!
目次
模合をやらない理由
生粋の沖縄県民でもある僕が模合をやらない理由は下記のような感じです(‘ω’)
資金を集める & 受け取るシステムがイマイチしっくりこない
まず、信頼できる・付き合いの長い友人であっても「模合のお金を預ける」「受け取る順番が来るまで待つ」というこのシステムが全然メリットを感じないからです。
確かに自分の順番が回った時に「臨時収入のようなもの」が手に入った感覚になるとは思いますが、利息が付くわけでもなく、貯畜でもなく…なんですよね。
必要な資金が予測される、あるいは不測の事態に備えるなら自分で貯蓄なり投資へ回したほうがいいかななんて思ってしまうわけです(‘ω’)
定期的に義務的に集まることがスケジュール的に厳しい
模合のスケジュールは大概毎月だったり隔月だったりだと思うのですが、まず僕自身に言えることは常に「予定は未定」であること。
- 突然用事が入ることがある
- 体調不良なこともある
- 旅行日程を組むかもしれない
- なんとなく気分が乗らない
- 習い事に行きたい
- 家でゆっくり過ごしたい など…
多少自己中心的な理由も入っていますが、僕自身「模合」でなくても集まろうと思えば集まることは出来ると思っています。なので「毎月この日は模合の日」とスケジュールが決められてしまうと、なんとなく参加することが義務感になってしまい、理由はわからないけど「ああ…模合か」というような気分になりそうな気がします。
人付き合いはもちろんそれなりにありますが「集まりたいとき」に「会いたい人」と「不定期に」が一番理想なわけです(‘ω’)やっぱり同級生だったり旧友に会うと楽しい時間を過ごせて良いですよね!ただ、それは気分次第でいいのかなって思うわけです。
毎回集まって何を話す…?ネタ切れになりそう
僕がいつも思うこととして「毎回同じメンバー・同じ場所で…模合で何を話すんだろう?」ということ。
同窓会であれば昔懐かしい話に花を咲かせたり、近況報告だったりと新鮮な感じだと思います。ただ、もしそれが定期的となると「話のネタ」にどういうものが出てくるんだろうと思います。なんとなく新鮮味や刺激に欠けるような気がしてしまいます。
こういった感じで「不定期」に「誰が来るか分からない」けど「きっかけ」を好きなタイミング(気が向いたとき)に作れば模合でなくてもよいわけです(‘ω’)個人的にはどちらかといえばそういうほうが好きだなーと感じます。
生活環境が変われば模合参加は難しい
模合に定期的に参加するためには、メンバー同士がある程度集まりやすい地域に生活拠点があることが条件になると思います。
模合を脱退するタイミングも気にしなきゃいけないのかな…と思うとなんだか大変そう!
付き合いが大変そう…
僕自身は模合に参加していないのでこの類の付き合いがあるわけではないのですが、周りで模合に参加している人は「模合グループ単位」で色々付き合いがあるようです。結婚式の余興だったり、イベントだったり。
率直な感想…
人付き合いは色々な形があるので、他の人がどう人付き合いをするかということにどうこうコメントすることではないですが、模合グループに限らず人との関わりって様々だと思うので、模合グループ縛りになると「同じ模合だから」というような動きがなんとなく義務感になっちゃうのは大変そうだなと思います。
僕のお母さんもかつては近所の方と模合をしていたようなのですが、「なんとなく模合が面倒になったから…」とあまり長く続けることなく脱退しています。
トラブルがないとは言えない?
模合トラブルについては、周りで実際に起こったという話を聞いたことはなく割と平和に楽しんでいるようなのですが、「お金を持ち逃げされた」「模合の集まりで口論になった」といったものがあるとかないとか…。
密度の濃い関係になってくる、そして「お金」が関わってくる関係が「模合」なので、トラブルが起きる可能性とリスクは多少つきものだと思います。
模合にメリットを感じる人もいるのも事実
僕自身は模合に参加しない選択をしているので、挙げようと思えば何でも挙げられるわけですが…ただ、模合は良い一面もあると思います(‘ω’)
模合はリフレッシュになると思う
例えば、子育てで忙しいパパさん・ママさんなんかは
- たまには羽を伸ばしてお酒を飲みたい!
- 仲間たちと互いに労う機会が欲しい!
- おしゃべりしたい!
定期的にやってくる模合を楽しみに日々仕事に家事に育児に頑張ることが出来る人もいるわけです(‘ω’)リフレッシュタイムの設定のようなもんですね!
また「模合がある = 良い口実」にもなりますね(‘ω’)模合の予定が決まっているのであれば、周りに堂々とスケジュールを知ってもらうことが出来ます。
そういった意味で「生活スタイルの一部として定着させる」ことで「もう少し頑張ればお酒が飲める!」というご褒美としての模合はアリだと思います(‘ω’)
模合という「グループ所属の安心感」
「模合に属している = コミュニティ意識」で人とのつながりに安心感を覚える人もいると思います。
「俺(私)は●●の模合のグループ!」という帰属意識みたいなのは地元愛だったり地域の繋がりを大事にする人たちにとって仲間がいることの心強さもあるのではないでしょうか(‘ω’)
また「同じ模合に入って仲良くなった!」というように今まではそこまで仲の良い関係ではなかった人同士が、模合をきっかけに距離が縮まるというようなこともあるみたいです(‘ω’)
まとめ
模合は「やりたい人はやる、やらない人はやらない」ものだと思っています。人によって感じるメリットやデメリットも違うわけですし、沖縄県民だから模合をやるというわけでもないんですね。実際に模合をやっている割合って結構謎です!模合って本当にユニークな慣習だなと思っています(‘ω’)
20代半ば頃になると模合をやりだす人が増え、30代になると模合をしなくなっていたり…ちょっと模合をやりたくなる時期、ちょっと離れたくなる時期、またやりたくなる時期などライフステージによって変わってくるものかもしれないですね(‘ω’)!