沖縄に住んでいると「うらやましい!」とよく言われます。僕自身は沖縄生まれ・育ちなので馴染みのある地元で生活しているだけではありますが、観光客のみなさんがいう「沖縄に住みたいなー」なんて声にも、自分自身も何故かとても共感出来るわけです(?)
国際通りで観光を楽しんでいる人たち見るとこっちもなんだかほほえましくなりますし「やっぱり沖縄はテンション上がる場所か!」としみじみ。確かに冬の寒さも他地域に比べるとマシですし、カジュアルな軽装で行動できる期間も長いです。珊瑚礁のきれいな海や、沖縄特有の雰囲気が好きっていう人もいますもんね。(沖縄病なんて言葉もありましたっけ?)住んでいるとあまり意識しませんが、どれもこれも実はありがたい環境だったりするのかも。自分自身が住んでいる場所に誇りを持てるというのは良いなと思います。また、沖縄に興味を持っていただけるのは嬉しいことで「是非!」とウェルカムな気持ちがあります。
それでも僕自身「絶対に沖縄じゃなきゃダメ」というわけではなくて、割と「住めば都」という感覚でいるので引っ越しだったり何かのタイミングでどこか違う場所に行くとなっても、抵抗なく受け入れられると思います。
僕が外国に憧れたり(僕はしょっちゅう台湾やらカナダやらオーストラリアに住みたいとか言ってます)他の都道府県での生活を純粋に「いいなぁ」と思うこと、「沖縄に住みたいなぁ」と思うのはきっと同じようなもの(‘ω’)僕自身は沖縄以外の他の都道府県での生活もめちゃめちゃ憧れがあります!
どこに住んでいてもイイところだけを見ていると「隣の芝生は青い」をつくづく感じてしまいがちなんですよね(‘ω’)
「沖縄/移住」でキーワード検索をしてみると「現実」「後悔」「失敗」なんてなかなか重いワードが関連でセットになっていることが多いですが…実際のところ本当に厳しいのか?ハードルが高いもの?と僕はとても興味があります。
何故なら周りにいる友人・知人で「移住失敗だー!」なんてケースを全く耳にしないからです(‘ω’)というくらい、どの人も普通に「引っ越してきました」感覚で生活しているから全く違和感がありません。
そんなこんなで僕が感じる「沖縄移住」について個人的主観をつづってみました(‘ω’)
目次
「沖縄=パラダイス・特別な場所」という感情はほどほどがいい?
気候風土も異なり亜熱帯気候で年中通して比較的暖かいということもあり、他の都道府県に住んでいる方からすると「飛行機に乗って降り立つとまるで別世界」というように沖縄に対するイメージはまるでパラダイスの感覚の人も多いと思います。しかも旅行だとなおさら。いつもと違う場所に行く時はワクワク気持も上がりますしね!
実際にリゾート地・観光地として立地メリットを生かして経済が回っている沖縄ですが、めちゃめちゃ日本です(‘ω’)日本語が使えて日本円が使えて…ということで、移住することに対して「沖縄=特別な場所」としての感情や理想を抱きすぎないくらいがちょうどいいのかな?と思います。
「ちょっと海越えて他の都道府県に行ってきます!」くらいなほうがプレッシャーや負担を感じず良いと思います。沖縄のみならず、地域特有のあるあるなんかはどこの都道府県に住んでも必ず存在するものです!そういった文化や生活の違いを楽しむことこそが移住生活の醍醐味だと思います。
意外とまったり・ゆったりしていない…
沖縄ってなんとなく「まったり」「ゆったり」「スローライフ」「なんくるないさ(苦笑)」なイメージがありますが、都会に比べるきっとそういった空気が流れているかもしれません。
ですが、少なくとも僕は日々過ごしている中で沖縄でスローライフを感じたことはありません。意外ときびきびしているような場面も多いんですよね。周りの友人もみんなバリバリ働いているサラリーマン・OLばかりですし、仕事でストレスを抱えてイライラしてて、愚痴があって…といったように、ごく普通の日本社会がそこにあります。
- 三線の音が聞こえて…
- 海の匂い・波の音を感じて…
- ゴーヤーチャンプルー食べて…
- 泡盛やオリオンビールを飲んで…
- カチャーシー踊って…
- 海を眺めながら朝陽を浴びて…
- ご近所さんがおすそ分けしてきて…
このような機会を自分自身で作らない限り、そういったシーンには滅多に遭遇することはありません(‘ω’)
休日なんかは割と家でゴロゴロしたり家事したりその他用事があったりと…そういう「沖縄っぽい」ことをするのもいいなと頭に浮かびますが実行には移さず。暑いだとか眠いだとか疲れただとか…言い訳は色々。もちろん飲みに出掛けたりイベントに参加したりとアクティビティに参加することもありますが、僕は月~金の疲れを癒すため、土日はゆっくりとインドアで過ごすほうが好きだったりします。
「え!なんか沖縄ってめっちゃ日本社会やんけ!」と思うほうが良いと思います(‘ω’)
不便を感じる生活環境 & なかなか厄介な夏の気候
沖縄って…不便なんですよね。僕自身生活にだいぶ慣れてはいますが、大きな都市に行ったときに思わずこぼしてしまいます。何度そう思ったか。
公共交通機関の利便性は高くない & 慢性的な交通渋滞
那覇市の中心での生活ではバスと徒歩と自転車でどうにかなっていますが、僕の場合は車を持っていないので遠出をあまりしていません。公共交通機関が発達しているところだと、日帰りで遠出なんかも車がなくたって気軽にできてしまいます。
正直沖縄の路線バスの利便性は低いです。
- 運賃が高い
- 定時性に欠ける
- 那覇市内線・那覇市に乗り入れるもの以外は本数が割と少ない
- 路線図が複雑・経由先が分かりづらい
- 運転手が怖いという声も多数(態度が悪い人も結構いる)
- モノレールはあるけど2両編成でキャパは小さめ
そんなこんなで、地元の人でも「なんかバスを乗るのは勇気がいる」なんて声も非常に多いです!「那覇市内はバスやモノレールが充実している!」というより「割とマシ」という言い方のほうがいいかもしれません。僕は生活に慣れて、公共交通に精通していることもあり効率的な動き方を割と知っているほうなので、便利に使えてはいますが、沖縄県民でマイカー移動中心の人は公共交通機関を使うのが苦手な人はたくさんいます!電車がある地域に比べて公共交通機関の利便性は格段に低いのです。
このような環境から「やっぱり沖縄に住むなら車が必要不可欠だね」という考えに至ることが多いわけでが、渋滞もなかなかひどいんですよね。やれやれ(‘ω’)
送料が高い(沖縄は送料無料対象外のパターンあるある)
オンラインで買い物する人がよくある不満の一つである「●●円以上のお買い物なら送料無料(※ただし北海道・沖縄・離島を除く)」これです。沖縄での生活が不便だと感じる瞬間です。輸送に時間もかかるし、ネットショッピングでこの送料の部分を毎回気にしなきゃいけないのは沖縄に住んでいる方あるあるではないでしょうか(‘ω’)
僕もネットで買い物をよくするので「ああ…また沖縄を除くか!」とげんなり。
夏の気候は厄介 & 暑さ・湿気はなかなか不快
「沖縄 = 夏 = ビーチ!BBQ!マリンスポーツ!ビール!」楽しめます、もちろん楽しめます。楽しいです!
が、台風はよく来るし、実は晴天の日が少ない(曇天が多い)し、天候によるイベント中止・飛行機や船の欠航・農作物への影響もあるし…南国特有のこうしたものは何年経っても慣れません。
「でも沖縄って湿度低いから夏は割とカラッとしてるんでしょ?」
いいえ…決してそんなことはなく沖縄の湿度は高いです。「沖縄 = 湿度低い」は多分都市伝説だと思います。決してカラッとはしていません(‘ω’)たぶんカラッと感じるのは旅行のテンション(観光客のみが持つ特殊能力)で夏の暑さを忘れて吹っ切ってるから…。僕は沖縄の夏が好きな時(天候に恵まれた上でのイベントやアクティビティ参加の時)もありますが、普段は「暑い」「ジメジメする」「太陽がまぶしすぎて顔が痛い」「イライラする」とキレてることのほうが多いです。ゴキブリなど変な虫も出てきます!
熊谷・多治見・四万十・甲府といった夏になると酷暑になるような場所ほど気温はそこまで上がりませんが(昼は31~33℃くらいが普通かな?)やっぱり長い夏の暑さはエアコン無しで乗り切るのは厳しいです。何をするにも体力・気力を暑さに奪われ、無気力になりがちなのも沖縄の夏の特長でもあります。
沖縄には仕事がない?
生活するためには収入が当然必要となります。自営業の人、サラリーマン・OLの人、資産運用やトレーディングで所得がある人など…収入を得る方法は様々です。
- 沖縄には仕事がない?
- 給料が低い?
- 移住者には仕事が見つかりづらい?
など…多分沖縄移住で一番のハードルとなり得るであろう心配・不安要素の一つだと思いますが、とりあえず東京のような大都市と沖縄を比べたり、同じレベルの生活を求めると厳しいかな?沖縄は地方都市なので、水準が主要都市に比べて低くなる傾向は当然のことです。(もちろんしっかり稼いでいる人もいますよ!)
沖縄移住の目的がお金を稼ぐことであればよっぽど大きなビジョン(やり遂げたいこと)を掲げて、絶対に成功させる気負いがないといけないと思います。そして、実現するためには相当な努力が必要でしょう。
仕事に関しては、仕事がないというより探している希望条件とマッチするのがなかなか難しい(給与面など)が実情かな?と思います。言い方はちょっと雑ですが、選ばなければ仕事はあると思います。ただ、もし今までの収入より下がることになってしまう場合は、生活スタイル自体をそれに見合った形でバランスを合わせなきゃいけなくなりますね(‘ω’)決して物価が安いわけでもないですしね。
でも、移住してきちんと生活基盤を持って沖縄生活を楽しんでいる人たちはたくさんいます。何度も下見を重ねる人、コネクション作りを頑張る人、計画を立てて慎重な人、スーツケース1つで体当たりで来てもバイタリティで乗り切る人、ノマドワーカーとして場所を選ばない人、会社勤めではなくフリーランスや事業を営んでいる人など…スタイルは実に様々だと思います。
ポイントの落としどころをどうするかなど、重視する条件やこだわりすぎない柔軟な姿勢次第な気がします。今お仕事をされていてそれなりのお給料をいただいている人が、他の地域に移住して給与が必ずしも上がるとは限らないと思います。でもそれは沖縄に限らずな話かな?と思います(‘ω’)もちろん、その逆もあるかもしれないですよ(‘ω’)!
移住に対して本気であれば会社勤めにこだわらない・給料などを言い訳にせず自営業を選択をしてそこに向かって努力することも出来るわけですしね。
沖縄の人って冷たい?ナイチャーは差別される?
結論としては「いい人もいれば、悪い人もいる」どこの地域でもよくあるあるです(‘ω’)
「沖縄=冷たい・よそ者に厳しい」なんてケースがもし本当にあるのなら、沖縄県民としてその事実はちょっと恥ずかしいですね。ただ県外出身者ということだけで冷たい態度を取られるようなところがあるなら「井の中の蛙だなぁ」と流して、別のところへさっさと移動したほうがいいと思います。最近は本当に県外出身者がたくさんいるので、居心地のいい場所は他にもあります。
人によってはただ他の都道府県の人との交流に免疫がないだけというケースもあると思いますが(何を話したら分からない・きっかけやネタを引き出すのが難しいなど)最近は県外への進学や就職をきっかけに外に出ていくことは全く珍しいことではなく、僕の親も兄弟も全員県外での生活を経験しています。
沖縄では県外出身者・移住者を総称して「ナイチャー(内地の人)」と言いますが、響き的にちょっと「よそ者」的なニュアンスに聞こえるかもしれません。ですが、たいていは単純に沖縄県出身ではない人の呼称として日常会話で普通に使います。
- TKOの親はナイチャー?
- ナイチャーの友達が今沖縄に遊びに来ている
- ナイチャー嫁をゲットした
といった具合で。僕も普通に使います。
沖縄は横のつながりが広く、模合といったユニークな文化・慣習もあります。一方地元コミュニティでの繋がりが深すぎるが故、少し狭すぎる世界のような一面もあると思います。
沖縄に住んでみて、
- ナイチャーだから疎外感をつい感じてしまう
- なかなか地元の人と繋がれない
- 地域になじめない
というようなことがあるのなら、別の場所や人との交流機会を探してみてください(‘ω’)沖縄の人にも良い人も悪い人もどこの世界と同じように存在するので「なんだか合わないな」と思ったら回避していけばいいわけです。「やっぱり沖縄県民ってナイチャーに冷たい…」というのは、ネタとして笑い話にしてしまいましょう(‘ω’)沖縄移住の心配事として捉える必要はないと思いますよ!
沖縄移住をした人・しなかった人のケース
僕と同じ歳で県外出身者の中には、沖縄移住をした友人はちょこちょこいます(‘ω’)せっかくなので友達に話を聞いてみて「ナイチャー目線での沖縄移住ってどう?」ということで聞いてみました!連絡こそとるものの、なかなかお互いに会う機会がないんですよね(‘ω’)みんなそれぞれ地に足ついた生活しています!
そしてもう一つ、沖縄移住への憧れと気持ちを長年ずっと膨らませてたものの結局していない知人のケースを紹介したいと思います(‘ω’)
ケース1:コツコツと試験対策をして公務員に
実は親族のルーツが沖縄にあるものの、本人自身はずっと関西で生まれ育った生粋の関西人。親戚づきあいなど深い繋がりはあまりないようですが「寒いのが苦手だから暖かい沖縄に行こう」というようなあっさりとした理由で、大学卒業後すぐに沖縄移住計画を立て数年後の移住を見据えて行動する。
沖縄で仕事をゲットするというハードルを乗り越えるために考えたのは「沖縄で公務員になること」に行きつき、社会人生活を数年したのちにアルバイト & 公務員試験の勉強をコツコツと重ねた結果、約3年ほどの期間を経て20代後半でようやく公務員試験に合格。そこから離島への転勤など経験しながら現在も沖縄で暮らしています。
この友人の場合は、
- 公務員試験というものに焦点を絞ってそこに向かってコツコツと対策と計画をしていたこと
- 沖縄へ移住することに特別な高揚感などはなし
「生活基盤の土台を作るために仕事に就く」をプライオリティにし、行動に移したことがキーポイントになります。現在の生活はというと、毎日仕事に追われているみたいで基本的には多忙な毎日。離島勤務の際もいつでも海に行けるような場所に住んでいたのにも関わらず、仕事の疲れなどもあり家で休む派。海に行ったりすることは本当にたまに気が向いたら…レベルだったみたいです(‘ω’)
ケース2:「ちょっと仕事手伝ってほしいんだけど…」で沖縄へ
東京などで会社員生活を経て、人生経験の一つとして少し違った環境に身をおいて生活してみたいと考え、とりあえず鹿児島県のとある離島へ引っ越す。もちろん今までの都会での生活から180度変わった生活となり、アルバイトをしながらマリンスポーツにチャレンジするなど、海がいつもそばにある離島生活をエンジョイしてました。都会に住んでいたころと比べると非常につつましい暮らしをしていたようです。
2,3年ほど別の離島で住んだのちに縁あって知り合った人から「沖縄でちょっと仕事を手伝ってほしい」と今までずっとやりたかったことに近い仕事のオファーとして声がかかり、沖縄本島へ拠点を移しました。そして現在もその仕事の手伝いをしつつ、フリーランスの仕事をして沖縄で生活しています。フリーランスということもあり月収にバラつきがあり休みなく毎日仕事しているような感じと言っていましたが、もうこれが生活のルーチンとしてしみついていることもあり、なんだかんだ楽しんでいるようです。
この友人の場合は、
- チャンスが来てからの行動が早かった
- やりたいことがある・ブレない軸がある
「やりたいことにありつけるチャンスが舞い込んできたから」からの行動が早く、最初「あ、沖縄引っ越してきたよ!」と突然連絡が来た時はビックリしました。全くそんな予兆も話も聞いていなかったので(‘ω’)
- 沖縄を「楽園」だとは思っていない、国内外問わずどこかへ移住願望がある人はみんな理想があるものだから理想を持つということは普通ではあるけれど、沖縄移住に理想を追い求めすぎている人が多い気がする。
- 沖縄だから来たというより、きっかけを逃したくなくてオファーに乗っかったらそこが沖縄だった。このままずっと沖縄にいるかどうかはこの先分からない。
- 沖縄出身ではないナイチャーの身である以上、正直沖縄出身じゃないと(地元に所縁がないと)住みづらいな、と感じることももちろんある。大都市のようなよそ者の集まりと違うのが沖縄のような島の特長かな?
- 地元によほどの所縁がない限り、人脈だったり生活基盤の整備や情報収集などについては人一倍努力が必要
- 正直「沖縄楽しい!最高!みんな優しい!」とネガティブな感情を一切抱えず楽観的でいること(方言覚えて、三線習って、地元コミュニティに積極的に参加して、模合やって、など…)は沖縄移住・生活をパラダイス感覚で楽しむとしたら、良い臨み方かもしれない。(友人はそういう感じでは全くないようです)
この友人は沖縄本島の中でも比較的地域色の濃いエリアで生活をしていますが、特に無理して人付き合いするわけでもなくブレずにいることが伺えます。あっさりしてて、沖縄だからどうこうというより「よそから来てる身だから多少色々なギャップを感じることはしょうがないかな」といった姿勢がポイントなのかもしれません。
ケース3:高すぎる理想と妥協ポイントを絞れず結局前に進めなかった人
一方、こちらの友人は沖縄移住に対して非常に大きな関心を寄せ、何度も何度も観光で沖縄に来ては離島をほとんど回りつくすなどかなりの沖縄ファン。自前の三線を持ち、マリンスポーツが好き。仕事を辞めて求職期間に石垣島に長期滞在した経験もあり、よく沖縄がどれだけ好きかを話してくるので「いつか本当に沖縄に住むんだろうな」と思っていました。
しかし「沖縄でこういう生活がしたい」というイメージこそは完璧に仕上がっていたもの、高い理想やあれこれ皮算用しすぎて結局沖縄移住のコマを進めるための材料集めや決心が出来ず、現在に至るまで決意が固まらず移住には至っていません。この友人からは色々沖縄での生活についての相談や話を聞いていたのですが、僕は「きっと実際沖縄で生活するとフラストレーションがたまって無理だろうな」と思い始めました。
- 自分のスキルに見合った給料をもらえるところがないと言う(何故か自己評価がとても高い)
- 石垣島に住む知人から「仕事をしないか?」という声がかかり、割と沖縄での理想の生活に近いにも関わらず、「やっぱり離島は不便かも…」「この歳でこういう仕事は…」「給料が…」と急にしり込みをして、あれこれ出来ない理由を探し出す
- 新車を買ったばかりだから引っ越し資金の捻出は厳しいという(準備不足)
- どうせ沖縄に行くなら、ホワイトカラーの仕事も見つかり、今より収入が下がらず自分の納得のいく給料がもらえるところで、これまでの職歴経験を生かせる仕事で…とやたら条件が多い(こだわりが多く完璧主義)
など…
こんな感じ結局沖縄移住できずにいます。本人は今でもしたいと思っているようですが、あまりにこだわりや条件がありすぎるため全然前に進みません。前職を辞めた直後の数か月、求職期間中があったものの沖縄で求職活動をしてみる!なんてことにもチャレンジせず今に至ります。また自分自身を「ただ何となく遊びの延長での沖縄移住しているナイチャーと俺は違う」とみているようで、謎のプライドがあることもとても気になりました(‘ω’)
まず行動してみて、壁にぶち当たったら乗り越えていく…といった度胸や気力もなく常に最短ルートで楽しようとする気持ちが根底にあり、出来ない理由ばかりを探しつづけ結局時間だけが過ぎていくばかりになってしまった典型例かなと思います。
沖縄はそういう場所・環境だと思って割り切ること
当たり前に感じる「沖縄のこういうとこイマイチだなぁ」は住んでいるとどんどん湧いてきてしまいます。「沖縄にはアレがない…コレがない…」といったことを挙げるとキリないのです(‘ω’)そういったことから、沖縄での移住生活・環境に合わずフラストレーションを溜めてしまう人もいるのは当然な気がします。
ある程度不便なのは事前情報の収集・リサーチできっと分かることだと思います。もちろん住む地域や環境で合う・合わないなど人それぞれですし、実際に住んでみて体感しないと分からないこともきっとあるとは思いますが、「沖縄はそういう場所だ」とどっしり構えるしかないのかな?と思います。どうしても譲れない何か条件があるのであれば、行動に移す前に沖縄移住について一度冷静に考え直すことも必要かもしれませんね。
まとめ
「移住の成功や失敗っていったいなんだろう?」ということを色々考えるも、もしかしたら成功・失敗なんて白黒つけること自体がちょっと違うのかもしれないですね。僕の周りに、沖縄移住についての成功体験も失敗談についても語る人がいないのですが、きっと表に出さないだけで本人たちの中で心にしまっていることもあるかもしれません。
何かを行動に移すときは何事もリスクを取ることは回避できないことだと思うので、その一歩を踏み出す勇気や決断、ターニングポイントを自分でつかんでいく姿勢が移住という行動にも求められると思います。「やって後悔」のほうが「やらない後悔」よりマシな感じがします(‘ω’)